サイト運用中、Googleウェブマスターツールのサイトマップが保留になり、googleのインデックスが激減→復活した話。
結論としては、htmlの改善(不要記事の削除と、全てのイメージのalt=を”ちゃんと”書いた)をしたら直りました
ちなみに新規でサイトマップを送信直後1~3日くらいは保留になることもあるので、その辺の方はもう少し待ってみてください。今回は数ヶ月正常に動いてて急に保留になったケースの話です。
アクセス激減に気づく
自分で運営してるサイトの一つで、急にアクセスが落ちている物があった。
元々さほどアクセスは多く無く(30~50ユニークユーザー/日)、徐々に減っても居たのでそう言う物かなぁ→なんとかせなあかんけど他にもしたいことがあるので一端保留としていたが、しばらく経ってAnalyticsで見ると直近のユニークユーザーが1桁になってる。最近見てなかったgoogleウェブマスターツールを見ると今までそこそこ上位にあったキーワードが軒並み下がって、表示回数も激減していた。

最近注文入らないよなぁ…と思ってたら、こんな寂しいことに。
送信済みサイトマップの保留→復活→再び保留
これはまずいとSEO系のブログを見ると、パンダアップデートやらペンギンアップデートやらの情報が出て来てそれを疑うが、ウェブマスターツールをよくよく見てみると、以前登録済みやった50件近く有ったインデックス済み記事が7件に… 送信済みのはずのsitemap.xmlが「保留」となっている。いつからこうなっているのかは分からないが、前回記事を投稿したタイミングとかでおかしくなったのかなぁと思い、とりあえず「サイトマップの再送信」ってボタンを押してみる。
翌日見ると、インデックスが本来の数に戻っており、「やれやれ意味は分からないが、直ったからヨシ。sitemap.xmlでも壊れてたのかなぁ。」とか構えてたら、2日後再び保留に。うーむこれはなんだかおかしい。ちゃんと調べなくては。
「google サイトマップ 保留」で調べる
あまり保留になるケースは無いのか、そんに記事は出てこなかった。
サイト開設したばかりで保留からなかなかか変わらない人、保留が解除されないのでドメインを捨てた人、原因不明・・・のまま終わってる人、保留が表示されても気にしなくても良いよって人。うーん。どうやって直すんだろコレ。
google八分?
これを見て思い出したのが、google様の機嫌を損ね検索に出てこなくなると言う噂の「googleハチブ」。
SEO対策として、自分としてはそこまであくどい事はしていないつもりやったが、google様のお気に触るようなことを、知らぬ間にしているのかもしれないと思い、再び調べる。すると、他にもいきなりgoogle八分にされインデックス数が0にされた人の記事が沢山出てきた。
その半数近くが、googleウェブマスターツールから「ガイドライン違反」のメッセージが届いて居たとのことだったが、こちらは変わらず「新しいメッセージまたは新しい重大な問題はありません」。メッセージ欄を開いても「メッセージはありません」。うーむ。保留なのは彼女の中では重大な問題では無いと言うことか… いったい何が機嫌を損ねてんだ?
この現象がgoogle八分かどうかは分からないが、何が原因かは分からないので、やれることはやってみる。

いやいやいや。保留ってなってるやん。こっちとしては凄く重大な問題。
1.ウェブマスター向けガイドライン
google様に気に入られるには、この記事を読んでおくと良いらしい。「○○に気に入られる モテるマニュアル」みたいな感じであれだが、仕方ない。
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=35769
ちなみに記事中にある「次のような手法を使用しないようにします」は以下の通り。
・自動生成されたコンテンツ ・リンク プログラムに参加すること ・クローキング ・不正なリダイレクト ・隠しテキストや隠しリンク ・誘導ページ ・無断で複製されたコンテンツ ・十分な付加価値のないアフィリエイト プログラムに参加すること ・コンテンツに関係のないキーワードをページに詰め込むこと ・フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページを作成すること ・リッチ スニペット マークアップを悪用すること ・自動化されたクエリを Google に送信すること
この手の話は以前どこかで見たことがあったので・・・該当してるようなことは「ほぼ」してない。
1点だけ気になるのは、著者情報をくっつけるWordPressのGoogle Plus AuthorプラグインでAuthor情報を隠しリンクにしている事くらい。ただ、これは他の自サイトでもしていて、そちらの順位は大して下がってないが、念のためプラグインを無効に。
2.ウェブマスターツールの「HTMLの改善」
googleウェブマスターツールのメニューに「最適化」と言うのがあり、「HTMLの改善」ってのがその下にある。そこにはgoogle様的に「あんたのこんな所が、ちょっと気に入らないんだけどなぁ」と言う項目が書かれている。
重複するメタデータ(descriptions) 2
タイトルタグの重複 4
となっていたので、該当の記事を修正。
3.不要記事の削除とイメージのALT修正
手前で調べたパンダアップデート対策で、内容の無いページ(商品の写真だけが並んでるページとか)や、タグのページなどはsitemapに入れないようにしたり、記事にnoindexを付けてインデックスさせないようにしようとか書いてあったので、それを実行。該当サイトではWordpressのXML Sitemap Generatorプラグインを使っていたが、カテゴリーやタグページを含めるなどのチェックを外し、商品一覧のページは除外にした。
で、もう一つ気になったのは、画像の説明(ALT)タグ。全ての画像にALTは入っていたが、スライドショー画像が流れるページ(1ページに10画像×10ページほど)のALTは、どーせ何処にも出ないと思い、めんどくさくて全部同じ文言にしていた。文言はSEO的に引っかかって欲しいキーワード単語のみ。この辺も怪しいので、全て違う文言になるように直しておこう。
修正箇所まとめ
- 隠しリンクの排除(Google Plus Authorプラグイン無効)
- HTMLの改善で指摘された、重複するメタデータ、タイトルタグの重複の解消
- タグ、アーカイブ、カテゴリー、投稿者ページ、商品一覧、商品詳細ページをsitemapに含めないように(XML Sitemap Generator)
- 全ての画像のALTタグの情報を意味のある情報に修正
再びsitemap送信
送信の翌日、インデックス数は本来あるべき数値に戻っている。しかし前回のことがあるので油断は出来ない。1週間くらい見るも、保留には戻らないので、ふぅこれで一安心か・・・と思ったが、キーワードのランキングは相変わらず低いまま(当然人は来ない)。他のブログを見ると結構直ぐに直ったと書いてあったが、個人差があるのかもと思い、しばらく様子を見ることに。(もう彼女は振り向いてくれないのかとヘコむ)
3週間後キーワードのランキングが回復
上記の修正→sitemap再送信が12月末。その後はインデックスはされているもののキーワードのランキングが元に戻ることは無く、一度やらかしてしまったらそれまでなのか…とほったらかしにしていたのですが、ここ4,5日前(1/20)より急に戻ってきたので、何が直接の原因かは分からないが、きっとお許しが出たのだろうと思い、このブログを書くことにしました。

SEO Rank Reporter プラグイン便利
まとめ
- googleウェブマスターツールの「重大な問題はありません」を信じてはいけない。
- google analyticsの「インテリジェンス イベント」のメールを毎日ちゃんと目を通しておけば、もう少しだけ対応が早くできたかも。
- googleさんに頼りすぎるのは良くないね。
- サンキャッチャー見に来てください。→水を入れるサンキャッチャー にじいろ製造所
コメント
altひとつでそんなことになるんですね。Googleさんこわいです^^;
参考になりました!
altが原因では無く たまたま直っただけなのか、真相はgoogleのみぞ知る… なのですが、alt全部一緒ってのはとりあえずは良くは無さそうです。
[…] 今回の記事作成で一番役立った記事はこれです。 GOOGLEのサイトマップ「保留」状態から復活した話 知識に乏しく理解力が低いので中途半端な記事になってしまいましたが、 […]