オランダのドーナツ オリーボーレンの作り方

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外はカリカリで中はモチモチ。オランダのドーナツ オリボーレンのレシピです。

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オリーボーレン ?

オリーボーレン(オリボーレン・オリボルン・oliebollen)はオランダでは大晦日や年末に食べる昔からのドーナッツ。今の穴開きドーナッツの起源となったと言われています。私自身は残念ながらオランダで食べたことは無いのですが、ショッピングセンター系に入っているジャック イン ザ ドーナッツで食べ、見た目からは想像してなかった、外のカリカリと中のモチモチ感に驚きました。

ネットで調べてみると「年末 オランダ屋台で食べる”作りたて”はすごく美味しい!」との事だったので、作ってみることにしました。

オリーボーレンを割った写真

写真では伝わりにくいのですが、外はカリカリ、中はしっとりモチモチしてます

材料

出来上がり量:子供のげんこつ位の大きさ 12個くらい

  • 小麦粉 250g
  • バター 40g
  • 砂糖 30g
  • 塩 少々(2つまみ程度)
  • 温めた牛乳 150ml
  • ドライイースト 14g
  • 卵 2個
  • 揚げ油(植物性)
  • ドライフルーツ(レーズン、ラムレーズン、スグリなど。プレーン味の場合は入れない) 100g程度
  • 無農薬のレモンや オレンジの皮のスライス 細長く切る 大さじ1強(あれば。プレーン味の場合は入れない。今回は無かったので入れていません)
  • 粉砂糖(最後のふりかける用)

その他

  • 大きめの金属製スプーン×2
  • 大きめのボール
  • 揚げるための容器

今回はこんな感じで。高い方の小麦粉(バイオレット)を使ってみました。

作り方

  1. ラムレーズンを作る(作っておく)
  2. 牛乳をあたためて、ドライイースト入れる
  3. 小麦粉、砂糖を混ぜる
  4. 小麦粉に穴を作って、2の牛乳をかき混ぜる
  5. 小麦粉に溶かしバター、卵、塩を入れる
  6. 1のレーズンを入れかき混ぜる
  7. ラップをし、1時間程度 発酵させる
  8. 発酵後、一度軽くかき混ぜ、さらに10分発酵させる
  9. 低めの温度(170~190℃)の油で揚げる
  10. 粉砂糖をふりかける

ラムレーズンを作る(作っておく)

前夜からドライフルーツをラム酒に浸しておきます。今回は直ぐに作りたかったので、レーズンがひたひたになるくらいのラム酒を入れラップをし、電子レンジ 600Wで1分間温め、その後 適当に冷やしました。

ラムレーズンではなく普通のレーズンを使う場合は、この工程は抜かします。

ラム酒を入れ、電子レンジ600Wで1分

適当に冷まします

牛乳をあたため、ドライイーストを入れる

電子レンジで牛乳を温め、人肌より少し暖かいくらいの温度に冷まし(50℃以上の場合 イーストが死滅する事があります)、ドライイーストを入れ、かき混ぜ溶かします。

牛乳は温めすぎないように。50℃以下くらいになったらドライイーストを入れます。

小麦粉、砂糖を混ぜる

小麦粉(250g)と砂糖(30g)を合わせ、ぐるぐるかき混ぜます。

小麦粉に穴を作って、牛乳をかき混ぜる

上記の小麦粉+砂糖の真ん中に穴を作って、上記の温めた牛乳+ドライイースト液を入れ、混ぜ合わせます。

穴を作って入れる意味は… こうすると混ざりやすいのですかね。パン等とは違い、少し水分が多いので手で混ぜるのはベタベタになって厳しいです。ヘラ等で混ぜて下さい。

※今回は間違って牛乳・ドライイースト・卵・バター・塩を全部混ぜてから小麦に入れました(これでもできましたが、本来は別けるようです)

小麦粉に穴を作って牛乳液を入れる。写真では液が黄色いですが気にしないでください(卵入れる順番を間違えた)。

ベタつくのでヘラ等で混ぜましょう

溶かしバター・卵・塩を入れる

続いて、バターを電子レンジで軽く溶かし 粉に混ぜ、その後 卵(溶いてから)と塩を 粉に入れ、良くかき混ぜます。

溶かしバター、卵(溶いたもの)、塩を入れます(写真では容器に入れていますが、実際には粉側に入れます)

レーズンを入れかき混ぜる

水気を適当に切ったドライフルーツを入れ、混ぜ合わせます(オレンジ・レモンの皮はこの段階では入れません)。生地はトロトロですが、問題ありません。

ラップをし、1時間程度 発酵させる

ラップをして、2倍程度にふくらむまで発酵させます。

冬場に作ったので 外だと少し寒いため、こたつに入れました。電子レンジの発酵機能などを使っても良いかと思います。

外は寒いのでこたつに入れました

発酵後、一度軽くかき混ぜ、10分発酵させる

約1時間後、2倍程度に膨らんでいることを確認し、ラップを外し 軽くかき混ぜ空気を抜きます。空気が抜けてぺしゃんこになりますが、気にしないで下さい。再びラップをして10分程度発酵させます。

オレンジ・レモンの皮を入れる場合は、”軽くかき混ぜの段階”で入れます。

1時間後 2倍に膨らんだ生地

一度軽く混ぜ、空気を抜いてしまいます。柑橘皮はこの段階で入れます。

再び10分程度 発酵させたあとの様子。初回発酵後よりは少しカサが減っています。

低めの温度(170~190℃)の油で揚げる

この温度がなんとも微妙に難しいのですが、ちょっと大きめの物を作るので、温度が高いと外が真っ黒だけど中は生焼け、低すぎると表面がべしゃっとしたものになってしまいます。まぁ少々生焼けでもお腹は壊さないので、適当に。

油を火にかける前に、大きめのスプーンを油につけ、スプーンに生地がひっつきにくくしておきます。

生地がスプーンに付かないように、軽く油に入れます

一つのスプーンで生地をすくい、垂れた生地をもう一つのスプーンですくい上げ、スプーンの上で生地を山盛りにします。

2つのスプーンを使って、”良い感じ” に生地を盛って下さい

油が適温になったら、2つのスプーンを使いながら、生地を油に落とします。

アイスクリームディッシャーを使っても良いらしいです(持っていない)

表面がきつね色になるまで何度かひっくり返し、中まで火を通し、引き上げ、キッチンペーパー等で油を切ります。

オリーボーレンを揚げる

なんだか美味しそうな感じになってきました

“フルーツの近くが生焼け” の様子。油の温度がなかなか難しいです。

粉砂糖をふりかける

出来上がったものが 少しだけ温度が下がったら、裏表に粉砂糖をふりかけます。大量にふるとそれっぽい感じになるかと思います。

出来上がり

中身のモチモチ感とジューシー(と言うと言い過ぎだけど)感は写真では伝わりにくいのですが、こんな感じで外はカリカリ、中はもっちり。温かいうちにお召し上がり下さい。苦いコーヒーとも良く合います。

ちなみに冷えてしまったら電子レンジで45秒程度チンして下さい(温めてから粉砂糖を振ります)。

外はカリカリ、中はしっとり モチモチ

最後に

揚げたてのコロッケや揚げパンが、冷えたり、チンしたものとは別物のように、揚げたて美味しさと言うのは格別です。日本では揚げたてのオリーボーレンを食べられる場所は少ないと思いますので、是非お家で作ってみて下さい。

寒い外で食べるオランダの屋台の温かいものも、いつか食べてみたいですね。

オリーボーレンの完成

コメント

  1. 内田ひろみ より:

    ワードプレスの設定ではお世話になりました、ありがとうございます。

    オーナー様が、オランダのイースト菓子を作っているのですね、食の関心度も高くとても、面白く勉強になるブログ拝見させていただきました。 
    私もブログに広告貼れますかしら?

    パンも大好きですが、真の追求したいものは、イースト菓子なんです。ヨーロッパは、形が違うだけでドライフルー入りのクリスマスケーキ、ブレッド類、多いですね。 
    イタリアのパネトーネに魅了されて、パンを作り始めましたその後、ドイツのシュトレンにもはまりました。
    梅ジュース、参考にさせていただきます。

  2. アイコ より:

    こんにちは。オリボルの作り方を検索したところ、こちらに出会いまして作ってみました。とても美味しくできました!
    オランダ育ちのベルギー人も、美味しいと言っていました。
    ちなみに、油で揚げる代わりに、たこ焼き器で揚げ焼きにしました。
    一口サイズで食べやすかったです。

    • moyashi より:

      美味しくできたようで良かったです。たこ焼き器良いですね。

  3. ヨウコ より:

    自分でも作ってみたくてこちらのレシピを参考にさせていただきました。
    美味しくできて満足しています。が、少しドライイーストの量(14g)は減らしてもいいのでしょうか?イーストの匂いキツめに出来上がったので…

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